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【Blog】再発信・再構築について

2011年、自分にとって完璧なTシャツを作るためのプロジェクトとしてスタートした「post amenities(ポスト・アメニティー)」。

少しずつ型数を増やし、ようやく展示会を開催できる程度の規模になった頃、徐々に流行として消費される状況に陥り、本来の理想とは乖離していった。

様々なことに起因して、ブランドのイメージは思いがけないところに着地する。

個が媒体となり、スマートフォンの画面越しに情報が溢れるSNS社会において、それはファウンダーの望む形ではないかもしれない。

だからこそ送り手がしっかりとした信念を持ち、流されないように導いていく必要がある。

洋服は日用品であると同時に、着ることでワクワクする、目には見えない価値を付加した嗜好品だ。

受け手は審美眼を持ち、あの人が紹介したから〜、流行しているから〜ではなく、自分が何を着ているのかを理解して纏うことが大切なのではないだろうか。

インフルエンサーのD2Cブランドをはじめとするカルチャーやアイデンティティの欠如した「売るための服」は要らない。

実店舗や販売員を介さず、洋服が簡単に手に入る時代だからこそ、こうしてしっかりと言葉にしてポスト・アメニティーを再発信・再構築していく必要がある。

私たちチームの思いを受け取っていただけたら幸いです。

post amenities team